徒然なるままに

読んだ本について、あーでもないこーでもないと勝手に考えるブログです。

第176回LAFT 井本陽久さんを呼んでのワークショップ

できるようにさせたい できるようにしないといけない 何か身につけさせたい 何か身につけさせなきゃいけない ほんとにそうなんでしょうか。それは子供が望んでることなんでしょうか?ってことをしつこく問われているよーな気がするワークショップでした。 子…

虚空の旅人 上橋菜穂子 作

守り人シリーズの4作目です。精霊の守り人となった、シリーズでの準主人公のチャグム皇太子が主人公になった外伝作品です。 あらすじとしては、新王の即位式に出席するためにサンガル王国に出向くチャグムが、サンガル王国を巡る陰謀に巻き込まれていくお話…

夢の守り人 上橋菜穂子 作

守り人シリーズの3巻目です。1巻目に出てきた登場人物達が、総出演です。 あらすじは、人の心の「夢」を糧にする異界の花(ファンタジーすぎて設定を理解するのにちょっと酔った)に囚われてしまった人々を、どうやって救うのかを軸にして進んでいきます。…

闇の守り人 上橋菜穂子 作

守り人シリーズの2作目。3日間で読了。 前作から舞台を主人公・バルサの故郷、カンバル王国に移し、物語は進行していきます。相変わらず、カンバル王国や地下世界の情景描写が素敵です。自然とそのシーンを思い浮かべてしまうくらい、綺麗な書き方です。 …

精霊の守り人 上橋菜穂子 作

「守り人」シリーズの1作目です。4日間で読了。 古代アジアをモデルにしたハイファンタジーです。一応児童文学ですが、とても世界観が作り込まれています。小学校高学年の子には、皇太子をどう救うかという展開にワクワクしながら読むことができるでしょう…

天と地の守り人 第一部 上橋菜穂子 作

ずっっっっっと読んでみよう読んでみようと思っていた、守り人シリーズの本。教室には10年以上、安置されていましたが読破したことはありませんでした。4日間300分で読了。 まず、本当に児童文学なのか?と疑問に思うくらい、物語が重厚です。軍事、外…

バンピー いとうみく 作

有名どころの作家さんを読み込もうと思い、選書。100分で読了。 登場人物の設定が、開始早々ぶっ飛んでいます。主人公は、高校2年生の男の子・成。小学生の妹が3人。父親は、突然蒸発。母親は、他界。近所に住む叔母・小春が時々家事の手伝いにくる。そ…

こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ 岡田淳 作

こそあどの森シリーズの番外編です。80分読了。 こそあどの森の登場人物たちが、子どもだった時の思い出話が短編集という形で収録されています。読みやすさは、抜群。どれもいい話だなぁ〜としみじみしちゃう感じです。岡田淳さんの『ふしぎの時間割』のよ…

ぼくらの七日間戦争 宗田理 作

不朽の名作。4日間240分で読了。この本は教室にずっと置いてありましたが、これまで全く読む気がしませんでした(文字も小さいし、400ページ近くも読む気が起きない)。でも、高学年を担当すると毎回、必ずと言っていいくらい子供達(特に男子)から…

国語を楽しくープロジェクト・本作・同時異学習の進めー 首藤久義 作

職場の人と交換した本の中から選書。現在の連綿と続く国語教育に疑問を持っている人向けの本でした。 全体的に、具体的なメソッドがいくつか記されていますが、その根拠となる理論とかエビデンスはあんまり出てこないです。国語の授業で同時異学習(ワークシ…

こそあどの森の物語 水の精とふしぎなカヌー

こそあどの森の物語シリーズの第11巻です。70分で読了。 同じ時間軸で展開される話が、2話収録されています。物語の結末が対比されている構造で、前半部は超自然的なものが展開に絡み、後半部はそのまま雄大な自然の力が展開の根幹にあります。けど、そ…

ホームレス中学生(児童書版) 田村裕 作

お笑いコンビ・麒麟の田村さんの自叙伝。90分で読了。 これを読むと、壮絶な子供時代を過ごしたんだなぁ、と思う。家族がいきなり「はい!解散!」になった時、自分ならどうするだろう・・・ 前半は、家族が突然解散になり、中学2年生での浮浪生活とそこ…

わすれものの森 岡田淳 作

岡田淳さんのデビュー作です。一度は絶版になったものを、加筆修正して再出版したものです。絵本から図書への橋渡しとして選書。40分読了。 2年生でも読める内容です。かといって、厚過ぎず、内容も読み応えがそこそこあり、ちょうど良いチャレンジ本とし…

子どもと読むということワークショップ 2日間

2日間、9時30分〜16:30まで、課題本(テラビシアにかける橋 キャサリン・パターソン作)をひたすら読み、ひたすら語ると言うことをやってきました。岩瀬直樹先生がデザインしたブッククラブの体験会。 まず、『テラビシアにかける橋』について 言わ…

おねえちゃんって、ときどきなきむし!? いとうみく 作

埼玉県の夏休みすいせん図書です。いとうみくさんの低学年向けの作品。オールひらがな。どうやらシリーズものになっているようです。 開始数ページ目に、母親と父親が再婚して、父親の継子が突然妹になったという設定が出てくる展開にびっくりしました。いや…

先生、しゅくだいわすれました 山本悦子 作

絵本から図書への橋渡しで選書。20分で読了。 まぁとても読みやすいです。2年生くらいから読めると思います。そこそこの読みごたえもあるので、絵本から図書への橋渡しにピッタリの作品でした。 肝心の内容は、宿題を忘れた主人公・ゆうすけが、適当なこ…

シャーロットのおくりもの E・B・ホワイト 作

3日間、160分で読了。教室で、読書が順調な子に、この本を手渡したので、その子のために選書。以前読んだ時は、途中で挫折したので、今回はきちんと読み切りました。 蜘蛛のシャーロットが、屠殺される運命の豚・ウィルバーを救うお話です。文体は平易で…

第171回LAFT あすこまさんを呼んでのワークショップ

ここ数年、ずっとモヤモヤし続けていたことが、今日、ようやくスッキリ繋がった感じです。もがいてもがいて、ようやく自分で導き出した答え。しばらく大事にして、日々の実践を積み重ねていきたいです。ここからまた、自分自身に肉付けしていけるように。 何…

リ・セット 魚住直子 作

2日間、150分で読了。この4日間、数冊手にとって読んでみたが、どれもイマイチ。面白いと思える本に出会えず、積読から選書。 魚住直子さんの、思春期バリバリ女子の心情描写が光る作品です。でも、中高生向きです。すげえ本が読める子なら、小学生でも…

耳の聞こえない子がわたります マーリー・マトリン 作

教室で眠っていた本を選書。4日間かけて読了。それだけふかーい内容だからではなく、読んでいてとても退屈で、途中で読むのをやめてしまいたくなるくらい、つまらなかったからです。きっと読む人を選ぶ本です。 難聴の主人公・ミーガンと内気な健常児・シン…

マヤの一生 椋 鳩十 作

教室にずっと眠っていた本。全くよく見ず購入していたので、てっきりマヤ文明のお話かと思ったら、全然関係なかった本でした。作者を見て、気づきましたが『大造じいさんとガン』の人でした。無知は怖い。90分読了。 バリバリの反戦本です。飼い犬マヤをめ…

ふしぎの時間割 岡田淳 作

教室にある岡田淳の作品は、これでコンプリートしました。2日間120分で読了。 短編集です。漢字も総ルビで、文体も平易で読みやすく、読書に慣れてきた3年生くらいが面白く読める本だと思います。が、結構岡田淳さんの他の作品と比べて、語ったり揺さぶ…

放課後の時間割 岡田淳 作

教室にある岡田淳さんの作品も、だいぶ読んできた。90分読了。 あらすじとしては、学校ネズミ、という学校に住むネズミが主人公の先生に、色々な話を聞かせる短編集のような話です。まぁどれもこれも、結構学校の怪談的な内容が多く、ほんわかした面白さで…

選ばなかった冒険〜光の石の伝説〜 岡田淳 作

岡田淳の世界を堪能しよう!で選書。200分読了。心地よい読後感。 漢字はルビが振ってありますが、内容は高学年向きのロー・ファンタジーです。人の死など、結構シビアな場面がたくさん出てきます。表現も、ダレン・シャンとまでは行かないまでも、グロテ…

二分間の冒険

二分間の冒険 岡田淳 作 岡田淳の世界観を満喫したいと思い、以前挫折した本を選書。3日間、180分で読了。 教室では、これまで文字もちっさいし、分厚いしで敬遠されがちな本でした。でも、読んでみると、そこは岡田淳。安定のロー・ファンタジーで、展開…