こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ 岡田淳 作
こそあどの森シリーズの番外編です。80分読了。
こそあどの森の登場人物たちが、子どもだった時の思い出話が短編集という形で収録されています。読みやすさは、抜群。どれもいい話だなぁ〜としみじみしちゃう感じです。岡田淳さんの『ふしぎの時間割』のような感じでしょうか。このシリーズを読んでいた方が楽しめますが、それぞれの話がシリーズからは独立しているので読んでいなくても、楽しめる構成になっています。
『子どものころのことって、おとなになっても、つながっているんだね』という最後の文が、そのまんまこの本の言わんとしていることだと思います。だからこそ、子供時代の体験って大切ですよね。どんな人に出会うか、どんなものに出くわすか、どんな困難にぶち当たるのか、どんな本と出会うのか。これからも、担任する子供たちには、ステキな本と出会ってほしいなぁ〜。そんなことを考えながら、しみじみ読み耽ることができました。
面白さ星10で星8