天と地の守り人 第一部 上橋菜穂子 作
ずっっっっっと読んでみよう読んでみようと思っていた、守り人シリーズの本。教室には10年以上、安置されていましたが読破したことはありませんでした。4日間300分で読了。
まず、本当に児童文学なのか?と疑問に思うくらい、物語が重厚です。軍事、外交、主人公(バルサとチャグム)の生き様・・・前半部のバルサが旅立ちを決意する後ぐらいから、登場する国の複雑な国際関係や登場人物の多さに、結構ワケワカメです。理解が追いつかない。理解が追いつかないから、理解しようと読み返すけど、よく分からない。うーん、っていうかバルサとチャグムの関係ってなんなの?ってところとか、昔なんかあったの?とか、突然知らない登場人物が出てくるわなんやで、文章は読みやすいのに、話の大事な流れが分からない。もどかしい!うーん、みたいな感じがずっと続きました。
旅は当然続くわけですが、読み終わった後でこれ絶対、1巻じゃないでしょ・・・と思い調べてみると、最終巻の1巻目という罠。そりゃ、分からないわけですよ。
シリーズものは途中から読んでもいけるものもあるけど、守り人シリーズは、完全にダメでした。再読すると、感想がだいぶ変わると思うので、もう一度、シリーズの本を読んでから再読したいと思います。世界観は、とっても綺麗で見事なハイファンタジーでした。