徒然なるままに

読んだ本について、あーでもないこーでもないと勝手に考えるブログです。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

バンピー いとうみく 作

有名どころの作家さんを読み込もうと思い、選書。100分で読了。 登場人物の設定が、開始早々ぶっ飛んでいます。主人公は、高校2年生の男の子・成。小学生の妹が3人。父親は、突然蒸発。母親は、他界。近所に住む叔母・小春が時々家事の手伝いにくる。そ…

こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ 岡田淳 作

こそあどの森シリーズの番外編です。80分読了。 こそあどの森の登場人物たちが、子どもだった時の思い出話が短編集という形で収録されています。読みやすさは、抜群。どれもいい話だなぁ〜としみじみしちゃう感じです。岡田淳さんの『ふしぎの時間割』のよ…

ぼくらの七日間戦争 宗田理 作

不朽の名作。4日間240分で読了。この本は教室にずっと置いてありましたが、これまで全く読む気がしませんでした(文字も小さいし、400ページ近くも読む気が起きない)。でも、高学年を担当すると毎回、必ずと言っていいくらい子供達(特に男子)から…

国語を楽しくープロジェクト・本作・同時異学習の進めー 首藤久義 作

職場の人と交換した本の中から選書。現在の連綿と続く国語教育に疑問を持っている人向けの本でした。 全体的に、具体的なメソッドがいくつか記されていますが、その根拠となる理論とかエビデンスはあんまり出てこないです。国語の授業で同時異学習(ワークシ…

こそあどの森の物語 水の精とふしぎなカヌー

こそあどの森の物語シリーズの第11巻です。70分で読了。 同じ時間軸で展開される話が、2話収録されています。物語の結末が対比されている構造で、前半部は超自然的なものが展開に絡み、後半部はそのまま雄大な自然の力が展開の根幹にあります。けど、そ…

ホームレス中学生(児童書版) 田村裕 作

お笑いコンビ・麒麟の田村さんの自叙伝。90分で読了。 これを読むと、壮絶な子供時代を過ごしたんだなぁ、と思う。家族がいきなり「はい!解散!」になった時、自分ならどうするだろう・・・ 前半は、家族が突然解散になり、中学2年生での浮浪生活とそこ…

わすれものの森 岡田淳 作

岡田淳さんのデビュー作です。一度は絶版になったものを、加筆修正して再出版したものです。絵本から図書への橋渡しとして選書。40分読了。 2年生でも読める内容です。かといって、厚過ぎず、内容も読み応えがそこそこあり、ちょうど良いチャレンジ本とし…

子どもと読むということワークショップ 2日間

2日間、9時30分〜16:30まで、課題本(テラビシアにかける橋 キャサリン・パターソン作)をひたすら読み、ひたすら語ると言うことをやってきました。岩瀬直樹先生がデザインしたブッククラブの体験会。 まず、『テラビシアにかける橋』について 言わ…

おねえちゃんって、ときどきなきむし!? いとうみく 作

埼玉県の夏休みすいせん図書です。いとうみくさんの低学年向けの作品。オールひらがな。どうやらシリーズものになっているようです。 開始数ページ目に、母親と父親が再婚して、父親の継子が突然妹になったという設定が出てくる展開にびっくりしました。いや…

先生、しゅくだいわすれました 山本悦子 作

絵本から図書への橋渡しで選書。20分で読了。 まぁとても読みやすいです。2年生くらいから読めると思います。そこそこの読みごたえもあるので、絵本から図書への橋渡しにピッタリの作品でした。 肝心の内容は、宿題を忘れた主人公・ゆうすけが、適当なこ…

シャーロットのおくりもの E・B・ホワイト 作

3日間、160分で読了。教室で、読書が順調な子に、この本を手渡したので、その子のために選書。以前読んだ時は、途中で挫折したので、今回はきちんと読み切りました。 蜘蛛のシャーロットが、屠殺される運命の豚・ウィルバーを救うお話です。文体は平易で…

第171回LAFT あすこまさんを呼んでのワークショップ

ここ数年、ずっとモヤモヤし続けていたことが、今日、ようやくスッキリ繋がった感じです。もがいてもがいて、ようやく自分で導き出した答え。しばらく大事にして、日々の実践を積み重ねていきたいです。ここからまた、自分自身に肉付けしていけるように。 何…